こんにちは、なっちゃんです。
「退院までに、介護の準備をしておいてください」
そう言われて、頭が真っ白になっていませんか。
昨日まで元気だった親。
それが急に入院して、これからどうなるんだろう、と。
大丈夫です。よくあることなんです。
そして、やることはちゃんと決まっています。
先に結論から言いますね。
あなたがやることは、順番に5つだけです。
- 地域包括支援センターに電話する
- 要介護認定を申請する
- 認定調査を受ける
- ケアマネジャーを決める
- サービスを始める
この順番どおりに動けば、大丈夫。
今は全部を理解しなくて平気です。
まずは、上から順に見ていきましょうね。
■まずは全体の流れを、ひと目で
こまかい話の前に、地図を渡しますね。
今どこにいるのか分かると、ぐっと安心します。
| ステップ | やること | どこで | 目安の期間 |
| 1 | 地域包括支援センターに相談 | 電話1本でOK | 今日 |
| 2 | 要介護認定を申請 | 市区町村の窓口 | 相談時に案内される |
| 3 | 認定調査+主治医意見書 | 自宅や病院で | 申請から数週間 |
| 4 | 認定結果→ケアマネ決定 | — | 原則30日以内 |
| 5 | ケアプラン→サービス開始 | — | 認定後すぐ |
期間ややり方は、自治体によって少し変わります。
迷ったら、ステップ1の電話で全部聞けるので安心してくださいね。
■ステップ1 まず「地域包括支援センター」に電話する
介護のことで、最初にかける場所。
それが、地域包括支援センターです。
介護の総合相談窓口で、相談は無料。
親が住んでいる地域ごとに、担当のセンターが決まっています。
「親の住所 地域包括支援センター」で検索すれば、電話番号が出てきますよ。
電話では、この3つを伝えれば大丈夫です。
・親の今の状態(どんなことに困っているか)
・入院中か、在宅か
・自分が一番不安に思っていること
うまく話せなくても平気です。
向こうは相談のプロ。こちらの言葉を、ちゃんと拾ってくれます。
一人でネットを調べ続けるより、電話が何倍も早いです。
まず、ここに1本。それが今日のゴールですね。
■ステップ2 要介護認定を申請する
介護保険のサービスは、申請しないと使えません。
だから、早めの申請が大事なんです。
申請するのは、市区町村の窓口(介護保険課など)。
地域包括支援センターに相談すれば、やり方を案内してくれます。
うれしいことに、本人以外でも申請できることが多いです。
親が入院していても、家族が代わりに動けますよ。
親が入院中なら、病院に相談員さんがいます。
「医療ソーシャルワーカー(MSW)」と呼ばれる人です。
退院前に一度話しておくと、家に帰ってからがずっとスムーズになります。
■ステップ3 認定調査は「ありのまま」を伝える
申請すると、調査員が親の様子を見に来ます。
これが認定調査です。
ここで、よくある落とし穴がひとつ。
親が調査員の前だと、急に”シャキッ”としてしまうんです。
「できますよ、大丈夫」と、いつもより元気に見せてしまう。
その結果、実際より軽く判定されることがあります。
だから、日ごろの困りごとをメモにして渡しましょう。
「夜中に何度も起きる」「服の着替えに手がかかる」——具体的にです。
できれば、あなたも調査に同席してくださいね。
親が言えない部分を、そっと補ってあげられます。
■ステップ4 ケアマネジャーが決まる
認定の結果が出ると、いよいよ相棒ができます。
それが、ケアマネジャー(ケアマネ)です。
これからの介護プランを、一緒に考えてくれる人。
分からないことは、なんでもこの人に聞けば大丈夫です。
もし「なんだか合わないな」と感じたら。
ケアマネは、あとから替えることもできます。
無理に我慢しなくていいので、覚えておいてくださいね。
■ステップ5 サービスが始まる
ケアプランができたら、サービス開始です。
使えるものには、たとえばこんなものがあります。
・デイサービス(日中に通って、食事や入浴、体を動かす)
・訪問ヘルパー(家に来て、身のまわりの手助け)
・福祉用具のレンタル(手すり、介護ベッドなど)
・ショートステイ(短期間だけ泊まる)
全部を一度に理解しなくて大丈夫。
「うちの場合は何が合う?」は、ケアマネに任せていいんです。
退院後の一人暮らしが心配なら、見守りサービスという選択肢もあります。
こちらは別の記事でくわしくまとめているので、あわせて読んでみてくださいね。
■よくある質問
Q. お金はどのくらいかかりますか?
A. 介護保険のサービスは、自己負担が原則1割です。所得によって2割か3割になります。くわしい費用の話は、別の記事でまとめていますね。
Q. 仕事は休まないとダメですか?
A. 介護のために「介護休業」や「介護休暇」という制度があります。まずは会社の総務や、地域包括支援センターに相談してみてください。一人で仕事を辞める前に、使える制度がありますよ。
Q. 本人が「介護なんていらない」と拒否したら?
A. とても多い悩みです。無理強いはしないでくださいね。「元気なうちに、相談だけしておこう」と声をかけるくらいで十分です。対応に迷ったら、地域包括支援センターがプロとして間に入ってくれます。
■まとめ
最後に、もう一度だけ順番を。
- 地域包括支援センターに電話する
- 要介護認定を申請する
- 認定調査を受ける
- ケアマネジャーを決める
- サービスを始める
これだけです。
そして、全部を一人でやる必要はありません。
今日やることは、たったひとつ。
最初の電話を、1本かけてみる。それだけで十分です。
ここまで読んでくれたあなたは、親のことを本気で考えている、やさしい娘さん、息子さんですね。
その一歩を踏み出せた時点で、もう立派に始まっています。
どうか一人で抱えないで。プロを、どんどん頼っていきましょうね。
