介護

親の一人暮らしが心配…認知症のサインと家族が今できることを介護福祉士が解説

親の一人暮らしが心配…認知症のサインと家族が今できることを介護福祉士が解説

こんにちは、なっちゃんです。

離れて暮らす親のこと。

最近、ふと心配になっていませんか。

電話の声や、帰省したときの様子。

「あれ?前と少し違うかも」と感じる。

でも、まだ介護ってほどじゃない気もする。

「まだ大丈夫」と「もう心配」のあいだ。

実はここが、いちばん動きにくい時期なんです。

何かあったわけじゃないから、動く理由がない。

でも、なんとなく不安は消えない。

その気持ち、とてもよく分かります。

先に結論を言いますね。

今のあなたにできることは、3つあります。

  • 気づきにくいサインを知っておく
  • 相談できる先を持っておく
  • 見守りの仕組みを備えておく

追い詰められる前の、今だからできる備えです。

ひとつずつ見ていきましょうね。

■まず知る 一人暮らしの親の「気づきにくいサイン」

大きな事件じゃなく、小さな変化から始まることが多いです。

帰省したとき、こんなことはありませんか。

  • 冷蔵庫に、賞味期限切れや同じ食品が増えている
  • 同じ話を、何度もくり返すようになった
  • 「あれ、どこいったかな」と物を探すことが増えた
  • 服装や、家の中が前より乱れてきた
  • 薬を飲み忘れている様子がある
  • お金の管理が、少しあやしくなってきた

こうしたサインは、年齢による変化のこともあります。

だから「これがあった=認知症」と決めつけないでくださいね。

大事なのは、決めつけることじゃありません。

「気になることが続くな」と思ったら、受診を考える目安にする。

その、心の準備をしておくことです。

気づいたことは、メモに残しておくといいですよ。

あとで相談するとき、とても役に立ちます。

■サインに気づいたら どこに相談する?

いざ気になっても、どこに聞けばいいか迷いますよね。

困りごと別に、まとめておきました。

困りごとまず相談する先費用
介護全般・何から始めるか地域包括支援センター無料
受診・診断のことかかりつけ医/もの忘れ外来保険診療
お金の管理のこと金融機関・専門家の無料相談相談無料の窓口あり

まず迷ったら、地域包括支援センターです。

介護の総合相談窓口で、相談は無料。

「まだ介護は始まっていないけど…」という段階でも大丈夫ですよ。

窓口ややり方は、自治体によって少し変わります。

「親の住所 地域包括支援センター」で調べれば、連絡先が出てきます。

■離れて暮らす家族が、今できること3つ

遠くにいても、できることはちゃんとあります。

むしろ、今のうちだからこそ動けることなんです。

  1. あなたが「情報担当」になる
    地域包括支援センターや、かかりつけ医とつながっておく。
    いざというとき、窓口を知っている人がいるだけで全然違います。
  2. 見守りの仕組みを備える
    電話や訪問、センサー、カメラ、GPSなど、方法はいろいろあります。
    親の性格や暮らしに合ったものを選ぶのがコツです。
    見守りサービスの選び方は、別の記事でくわしくまとめているので、あわせて読んでみてくださいね。
  3. 親が元気なうちに、お金と希望を話しておく
    どこで、どんなふうに暮らしたいか。
    お金はどうなっているか。
    元気な今だからこそ、おだやかに話せます。

全部を一度にやらなくて大丈夫。

まずは、どれかひとつからで十分ですよ。

■よくある質問

Q. 本人が「まだ大丈夫」と言い張ります。

A. よくあることです。無理に説得しなくて大丈夫。まずは家族だけで、地域包括支援センターに相談してみてください。プロが、無理のない関わり方を一緒に考えてくれますよ。

Q. 遠くて、頻繁に帰れません。

A. 月に1回でも、電話や帰省で気づいたことを「記録」しておきましょう。近くに住む家族がいれば、その記録を共有しておくと安心です。変化に早く気づけますよ。

Q. 何歳くらいから備えればいいですか?

A. 「元気な今」がいちばんスムーズです。困ってから動くより、余裕のあるうちに準備しておくと、いざというときが本当にラクになります。

■まとめ

離れて暮らす親のために、今できること。

もう一度だけ、おさらいしますね。

  • 気づきにくいサインを知っておく
  • 相談できる先を持っておく
  • 見守りの仕組みを備えておく

そして、今日できることはひとつだけ。

実家に、電話を1本かけてみる。

「元気にしてる?」の、なんでもない一言。

それが、いちばんの見守りになるんです。

ここまで読んでくれたあなたは、親のことを本気で思っている、やさしい娘さん、息子さんですね。

心配なのは、大切だからです。

その気持ちのまま、一人で抱え込まずに、少しずつ備えていきましょうね。