介護

「昔は優しかったのに…」豹変した親に泣きたくなる夜。急に怒りっぽくなったのは、脳のブレーキが故障したサインかも

「昔は優しかったのに…」豹変した親に泣きたくなる夜。急に怒りっぽくなったのは、脳のブレーキが故障したサインかも

こんにちは、なっちゃんです!今日もいっしょにキラっと行こっ♪

「デイサービスの準備をしているだけなのに、急に怒鳴られた」
「穏やかだったお母さんから、聞いたこともないようなひどい言葉をぶつけられた」

そんな、在宅介護の中で起こる「親の豹変」に戸惑い、悲しい思いをしている方へ。

「私の接し方が悪いの?」
「もう昔のお父さんには会えないの?」と、
自分を責めて一人で泣いていませんか?

でもね、それはお父様やお母様の「性格」が変わったわけではないんです。

今日は、そのイライラの裏側にある「脳の仕組み」について、現場の視点からお話ししますね。


第1章:「人が変わった」と感じるのは、脳のブレーキが外れただけ

大好きだった親御さんの様子が変わってしまうと、「人格まで変わってしまった」と絶望してしまうかもしれません。

でも、医学的に見て、人格そのものが変わってしまう認知症は「ピック病(前頭側頭型認知症)」など、ごく一部だと言われています。

では、なぜ「人が変わった」ように見えるのでしょうか?

それは、脳が「感情に蓋をすること」が難しくなってしまうからです。

私たちなら、少しイラッとしても「ここで怒ったらお互い嫌な気持ちになるな」と理性のブレーキ(前頭葉)をかけますが、認知症はそのブレーキが少し故障している状態。

痛ければ「痛い!」、怖ければ「怖いー!」という心の叫びが、そのままストレートに溢れ出しているだけなんです。

第2章:「見えない・聞こえない・動けない」世界は想像以上に怖い

もう一つ、現場で私たちが大切にしている視点があります。
それは、親御さんが見ている「情報の足りない、怖い世界」を想像することです。

高齢になると視野が狭くなり、耳も遠くなります。

  • 背後から急に声をかけられたら?(誰だかわからずパニックに!)
  • 状況がうまく把握できなくて、置いていかれる不安に襲われたら?
  • 体を思うように動かせないもどかしさが、爆発してしまったら?

もしあなたが、目隠しをされた状態で急に体を動かされたら……

きっと怖いですよね。

その「怖さ」が、怒りという形で外に出てしまうことがあるんです。

第3章:「ブレーキ故障中」と割り切る心の魔法

そんな毎日を過ごしていれば、あなたが疲れてしまうのは、もはや「当たり前」のこと。

なっちゃん流のコツは、怒鳴られたときに「親に怒られた」と受け取るのではなく、

「あぁ、今は脳のブレーキが故障中なんだな」
「何か怖がっているのかもしれないな」と、
少しだけ医学的な視点で眺めてみることです。

真正面から受け止めて、あなたの優しい心が壊れてしまうのが、なっちゃんは一番悲しいから。

第4章:現場のなっちゃんが教える「魔法の相槌」

私たち現場のプロも、実は特別な魔法を使っているわけではありません。
ただ、親御さんの「怒り」ではなく、その裏にある「不安」にだけピントを合わせるようにしています。

例えば、怒鳴られたときは反論するのではなく、
「びっくりさせちゃったね、ごめんね」
「不安になっちゃったんだね。私はここにいるから大丈夫だよ」 と、感情に寄り添う言葉をそっと置いてみてください。

痛いくらいに手を握ってくるその力は、言葉にできない「助けて」というサインかもしれません。


終わりに:あなたは、十分すぎるほど頑張っています

昔の優しい面影を探して、今の姿に寂しくなることもあると思います。
でも、蓋ができなくなった感情の下には、今もあなたを信頼している「本音」が隠れています。

怒りの嵐が強いときは、少し離れた場所で雨宿りをしていてもいいんですよ。

自分を責めないで。
また「娘」としてキラっと笑える日を、一緒に探していきましょう。

今日もいっしょにキラっと行こっ♪