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認知症の親が夜中に出て行く…徘徊を防ぐ玄関の対策を介護福祉士が解説

認知症の親が夜中に出て行く…徘徊を防ぐ玄関の対策を介護福祉士が解説

こんにちは、なっちゃんです。

夜中にふと目が覚めて、親の部屋をのぞいたら誰もいない。

玄関の鍵が開いている。

想像するだけで、心臓がぎゅっとしませんか。

実際に経験した方は、眠れなくなってしまうほどの不安だったと思います。

まず、知っておいてほしいことがあります。

夜に出て行こうとするのには、本人なりの理由があることが多いんです。

「家に帰らなきゃ」「仕事に行かなきゃ」。

本人にとっては、ちゃんと目的のある行動なんですね。

だからこそ、対策の考え方も変わってきます。

叱って閉じ込めるのではなく、そっと出にくくして、気づける仕組みを作る。

これが、対策の核心です。

今日は、その具体的なやり方をお話ししますね。

なぜ、夜に出て行こうとするのか

「どうしてこんな時間に」と、驚いてしまいますよね。

でも、本人の中では、ちゃんと理由があります。

よくあるのが、「家に帰る」という気持ちです。

今いる場所が、自分の家だと認識できていないことがあります。

昔住んでいた家や、実家のイメージが強く出てくることもあるんですね。

「仕事に行かなきゃ」というケースもあります。

長年続けてきた習慣が、時間や記憶とずれて出てくることがあります。

つまり、目的もなくさまよっているわけではないんです。

本人にとっては、筋の通った行動。

そう捉えるだけでも、少し気持ちが軽くなりませんか。

家庭でできる玄関対策、早見表

理由が分かったところで、具体的な対策を見ていきましょう。

費用の目安も含めて、表にまとめました。

対策内容費用の目安
鍵の工夫施錠つまみを夜だけ外す、届かない位置に補助錠を増設する低〜中
玄関を出にくくする電気スイッチにカバーをつける(暗いと出にくくなる)など
気づける仕掛けドアの開閉センサーやチャイムをつける低〜中
スマートキー開錠すると家族のスマホに通知が来る設定
見守り登録自治体の高齢者見守り制度・QRシールの利用無料〜低

大事な前提をひとつ、お伝えしますね。

安全を守ることと、本人の尊厳を守ることは、両立させたいものです。

無理に体を拘束したり、部屋に閉じ込めたりするのは避けてください。

表の対策は、どれも「そっと防ぐ」「気づける」ための工夫です。

できるものから、少しずつ試してみてくださいね。

気づける・見つけられる備えも大切に

対策をしていても、完全に防げないこともあります。

だからこそ、「万が一」に備える仕組みも一緒に持っておきましょう。

自治体には、高齢者の見守り登録制度があります。

事前に登録しておくと、外出時に発見されやすくなる仕組みです。

衣類に貼れるQRシールを配布している自治体もありますよ。

GPS機器を身につけてもらうのも、有効な方法です。

靴や杖に取り付けられるタイプもあり、抵抗感が少ないケースもあります。

ご近所や、近くの交番に、事前に事情を伝えておくのもおすすめです。

「もし見かけたら、教えてください」と一言伝えておくだけで、心強い味方が増えます。

一つの方法に頼りきらず、いくつかを重ねておくと安心ですよ。

一人で抱えないために

夜中の見守りを、家族だけで頑張り続けるのは大変です。

というより、続けられるものではありません。

ケアマネジャーや、地域包括支援センターに相談してみてください。

「夜中に出て行ってしまって困っている」と伝えるだけで大丈夫です。

鍵の増設方法や、使える見守りサービスの具体的な提案がもらえることが多いです。

福祉用具として、レンタルできる機器もありますよ。

「これくらいで相談していいのかな」と思わなくて大丈夫。

夜眠れないほどの不安は、相談する十分な理由になります。

よくある質問

Q. 鍵をかけて出られないようにするのは、違法にならないですか?

A. 命の危険を防ぐための工夫と、身体を縛るような拘束は違います。今回紹介したような、施錠の工夫や気づける仕掛けは、一般的な安全対策の範囲です。心配な場合は、ケアマネジャーに相談しながら進めてくださいね。

Q. 出て行ってしまったとき、すぐに見つけるにはどうすればいいですか?

A. 見守り登録やGPSがあると、発見までの時間がぐっと短くなります。あわせて、近所や交番への事前共有も、大きな助けになります。いなくなったことに気づいたら、ためらわずすぐに警察へ連絡してくださいね。

Q. 施設を考えるタイミングは、どう判断すればいいですか?

A. 「家族の睡眠や健康が続けて崩れてきた」と感じたときは、ひとつの目安です。在宅での対策と並行して、施設という選択肢も情報だけ集めておくと、いざというとき慌てずにすみますよ。

まとめ

夜中の外出への対策、大事なポイントをまとめますね。

  • 出て行く行動には、本人なりの理由がある
  • 鍵の工夫と、気づける仕組みをセットで備える
  • 見守り登録やGPSなど、見つけられる備えも持っておく
  • 一人で抱えず、ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談する

一晩中、見張っている必要はありません。

仕組みで防げば、あなたも安心して眠れるようになります。

ここまで読んでくれたあなたは、親のことを本気で考えている、やさしい娘さん、息子さんですね。

眠れない夜を、一人で抱えないでください。

使える仕組みは、遠慮なく頼っていきましょうね。